フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説


高齢の方においては、副作用の一つである脱水症状(口渇など)の自覚が乏しい場合があります。そのため、高齢の方へフォシーガを使用する場合は、症状の変化や副作用の発現などに注意しながら、慎重に治療を進めていきます。


血糖値の高い方がフォシーガを服用すると、尿量が増えて脱水症状があらわれることがあります。糖尿病の治療としてフォシーガを服用する場合は、脱水予防のためにこまめに水分を摂取するようにしてください。
ただし、アルコール摂取は水分補給になりません。また、糖分を含む清涼飲料水は血糖コントロールを悪化させるため、避ける必要があります。
なお、心不全や腎臓病がある場合は過剰な水分摂取で症状が悪化することもあるため、診察時にご相談ください。

フォシーガなどSGLT2阻害薬の特徴的な副作用として、性器感染や尿路感染(膀胱炎など)があります。これは、SGLT2阻害薬の作用により尿中に糖分が多く排出され、尿路や陰部で雑菌などが繁殖しやすくなるためです。
性器感染症・尿路感染症は治療が遅れると、腎盂腎炎や敗血症などをまねくこともあります。気になる症状がある場合は、すみやかに受診して適切な治療を受けてください。

✓ 一般的な1日の水分摂取量は. 約1~2L程度です。 ✓ 糖尿病の場合、甘い飲み物は. 控えましょう。 服用初期(開始~約1か月).

前々回のメトホルミンを扱ったブログで「歳以上のご高齢の患者さんはシックデイリスクが若い患者さんより高いため、メトホルミンは慎重投与、歳以上の方に新規で開始することは避けている」と記載しましたが、この阻害薬については、後述の通り心臓・腎臓といった高齢者で機能低下を起こしやすい内臓に非常に良い効果がもたらされることが実証されているため、ある程度お元気な高齢者では慎重に投与するケースもあります。

フォシーガの服用で血糖値が低くなり過ぎると、低血糖症状があらわれることがあります。低血糖の症状があらわれたら、すぐにブドウ糖や砂糖を含む飲料水などを摂取しましょう。
糖分を摂っても症状が回復しない場合は、すみやかに受診してください。また、症状が回復した場合でも、次回受診日には低血糖症状があらわれたことを必ず報告してください。

余談ですが、阻害薬は余分な糖の排泄、尿量増加によるダイエット効果が期待できるため、一部の自由診療クリニックなどで若年女性などをターゲットに、糖尿病ではないがダイエットをしたい、という方に向けて自費で処方されているようです。しかし、これまで述べてきたような注意点に留意し、処方に精通した医師が慎重に投与すべき薬と考えますので、私はあまり好ましくないことだと考えています。

フォシーガを妊娠中の方に投与した場合の安全性は確立されていません。
なお、動物を対象とした試験では、フォシーガが胎児へ移行することが確認されており、出生児の腎盂および尿細管の拡張が認められたとの報告もあります。
したがって、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方にはフォシーガを投与せず、糖尿病がある場合はインスリン製剤などを使用します。


投与初期 喉が渇く前に水分を摂る. SGLT2阻害薬投与初期は尿量増加がみられており、患者さんへの十分な飲水指導が必要です。

重度の腎機能障害がある場合、あるいは末期腎不全で透析中の場合は、フォシーガの血糖降下作用が期待できません。また、腎機能障害が中等度であっても、十分な血糖降下作用が得られない場合があります。そのため、腎機能障害がある方にフォシーガを使用する場合は、定期的に検査を行うなどして投与の必要性を慎重に判断します。
慢性心不全や慢性腎臓病に用いる場合も、腎機能障害の悪化などに留意しながら投与の必要性を判断していきます。

[PDF] 慢性心不全治療薬としての SGLT-2 阻害薬について

次の服用時間まで半日以上あるときに飲み忘れに気付いた場合は、できるだけ早く1回分を服用してください。次の服用時間まで半日未満の場合は、服用を1回飛ばして次の服用時間に1回分を服用してください。その際、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。薬の服用量が多すぎると、副作用の発現リスクが高くなります。

脱水を予防するためこまめに水分摂取をするよう指導。 ・2 型糖尿病と慢性心不全の合併例に対して処方されている場合

「ダイエットにフォシーガを試してみたいけど副作用が心配」「フォシーガの副作用は危険?」など、フォシーガについて調べて不安になっていませんか?

脱水予防のため、のどの渇きを感じなくても、この薬を服用中はこまめに水分補給してください。 ご自身の判断で水分補給を控えないでください。

また、上述の通り尿量が増えますので、特に夏場などは脱水予防のため水分摂取を心がけることが必要です。その際、ジュースや清涼飲料水で水分補給してしまってはせっかく余分な糖を出したのが帳消しになってしまいますので、水かお茶で水分補給をするようにしましょう。

SGLT2阻害薬 安全に使ってその有効性を最大限維持させましょう

フォシーガに限らず、副作用の程度や症状には個人差があります。絶対にどれかが起こるわけでもなく、また絶対に起こらないとも言い切れません。

また、シックデイ時には、脱水を予防するために十分な水分摂取をすすめます。

ただし、副作用に気づくためのポイントを知らないまま飲み始めると、副作用を見逃し、悪化してしまう可能性もあります。フォシーガの服用を検討している場合は、初期症状や対策を知っておくことが大切です。

ることがあるので、医師と相談し、適度な水分を補給してください。 ..

この記事ではフォシーガの副作用に気がつくために知っておきたい初期症状や、重大な副作用にならないための注意点を解説しています。

そのため脱水予防として、この薬を服用する前より500mLくらい多めに

添付文書上、フォシーガとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬や血糖降下作用に影響を与える薬、利尿薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。

水分摂取の制限が指示されている場合などは除く); 高齢者や利尿薬を服用中の患者 ..

記事を読めば、副作用の初期症状や対策がわかるため、フォシーガを使用したダイエットへの不安が軽減されるでしょう。ぜひ最後まで読み、参考にしてくださいね。

○フォシーガ、スーグラ、ジャディアンスなど(SGLT-2阻害薬)

以下の症状は、フォシーガを飲むときに注意しておきたい重大な副作用です。

尿から余分な糖を排出するお薬ですので、多尿・脱水といった ..

おもな副作用として、性器感染や尿路感染(膀胱炎など)が報告されています。その他、便秘や口渇、頻尿や尿量の増加なども報告されています。
また、重大な副作用として、低血糖、腎盂腎炎、敗血症、脱水などが報告されています。重大な副作用が発生することは稀ですが、下記のような症状があらわれた場合は適切な処置を行ったり受診して治療を受けたりしてください。

普段からこまめに水分摂取をして頂く必要があります。 特に高齢になる ..

フォシーガの副作用として、低血糖(血液中のブドウ糖が少なすぎる状態)が起こることがあります。フォシーガはほかの糖尿病治療薬と比べて低血糖が比較的起きにくい薬ですが、注意は必要です。

※特にSGLT2阻害薬(スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、

性器感染症では腟カンジダ症、尿路感染症では膀胱炎などがあげられます。注意しておきたい初期症状は以下のとおりです。

※ SGLT2阻害薬(スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス) ..

作用メカニズムとしては、血液の中に有り余った余分な糖を、尿中に出して血糖値を下げる、というものです。日の糖、カロリーで言うとが排泄される計算になります。余分な糖のみならず、糖を排泄しようと尿量も増えますので、体重減少効果も期待できる薬です。体から糖を逃がして血糖値が下がりすぎることはないのか、と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、必要以上の糖は逃がさない仕組みになっていますので、この薬が原因で低血糖を起こす可能性は低いと言われています。