デュタステリドを服用する際は、いくつかの注意点を把握しておきましょう。


デュタステリドもフィナステリドと同様、抜け毛を抑える「守り」のための薬です。デュタステリドの薬で有名なものは商品名:「ザガーロ」と呼ばれている薬です。クリニックフォアで処方しているデュタステリドはザガーロと成分は同一のものです。


ミノキシジルは主に局所的な副作用が中心となり、全身性の副作用は比較的少ないという特徴があります。

一方で、ミノキシジルは毛母細胞に働きかけたり、血行促進することで発毛を促す治療薬で攻めの薬と言われています。フィナステリドやデュタステリドと、ミノキシジルは作用が異なるため、併用することができます。

ミノキシジルは男性ホルモンに作用せずに毛を増やす作用があるのです。

デュタステリド以外にも一般的なAGAの治療で使う薬には「ミノキシジル」と「フィナステリド」があります。

前述の通り、フィナステリド・デュタステリドを服用すると副作用を起こす可能性があります。
例えば、先ほどもお伝えしたように、リビドー減少やインポテンツなどの性機能障害が報告されています。また、主な代謝が肝臓で行われることから、ごくまれに肝機能障害につながることがあります。
何かあった際もすぐ医師に相談できるよう、どのような副作用があるのか確認しておきましょう。

より発毛効果を高めるためにミノキシジル内服薬を併用される方も多いので、発毛を期待したい方はカウンセリングの際に医師に伝えてみてください。

AGAによる抜け毛の進行を抑制するには、デュタステリドの服用を継続しながら、生活習慣や食生活を見直すことも大切です。


これらとデュタステリドでは効果にどのような違いがあるのかを説明いたします。

デュタステリドは、主に肝臓で代謝される薬剤です。そのため、同じくCYP3A4という酵素で代謝される他の薬剤と併用すると、相互に影響を及ぼし合う可能性があります。

ミノキシジルはフィナステリドやデュタステリドとは異なり、です。

デュタステリドと併用するなら、ミノキシジルがおすすめです。

フィナステリドとは違い、ミノキシジルはデュタステリドと併用しても副作用のリスクが高まることはありません。

ミノキシジルとの併用に興味がある方は、診察時に医師に相談してみてください。

一方で、ミノキシジル単体ではDHT生成の抑制効果はありません。

【AGAクリニック監修】初期脱毛の終わる兆候や期間、ミノキシジルなど使用薬についても解説

ミノキシジル・フィナステリド・デュタステリドの違いを表でまとめると以下の通りです。

デュタステリドを服用しても子供(胎児)への影響はほとんどありません。しかし性機能が減退することが確認されていますので、妊娠活動を優先する場合は服用を控えた方がいいかもしれません。

【医師監修】デュタステリドが効かない!抜け毛が止まらなくなる原因

日本皮膚科学会ではAGA診療によるガイドラインが発表されていて、その中でミノキシジル内服薬は推奨度Dと低い評価を受けています。理由としては有効性に関する十分な臨床実験がされておらず、安全性が保証されないためです。

デュタステリド(ザガーロ)に対するアレルギー反応として、蕁麻疹が出ることもあります。

フィナステリドかデュタステリドを服用している場合、服用を中止してからしばらくの間は献血を行えません。血液中に成分が含まれているので、輸血先の人に悪影響を与えるリスクを避けるためです。
日本赤十字社によると、フィナステリドは服薬中止から1ヶ月間、デュタステリドは6ヶ月間献血できないそうです。決められた期間を過ぎてから献血するように注意しましょう。

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また、インスリン抵抗性や糖尿病も内分泌かく乱の一因です。インスリン値の上昇は男性ホルモンを増やし、DHT産生を促進させます。デュタステリドの効果を減らしてしまう可能性があるのです。

デュタステリドの副作用もフィナステリドと同様、以下の副作用があります。


ノキシジル 5mg(一般名:ミノキシジル)は、AGA治療目的での処方は国内では承認されていません。

デュタステリドは副作用が少なく、AGAの改善に効果のある治療薬です。

なお、デュタステリドの方がフィナステリドよりも、発毛量・髪の毛の太さにおいて高い効果を期待できます。ただし、その差は僅かであるとの意見もあるので一概にはいえません。

ザガーロジェネリック(デュタステリド錠)は、2020年に国内で製造開始されました。

薬剤相互作用を避けるため、他の薬との併用は十分注意が必要不可欠です。デュタステリドが思ったように効かない場合は、服用している他の薬剤も確認することが重要になります。

ザガーロジェネリック(デュタステリド錠)は、2020年に国内で製造開始されました。

しかし、フィナステリドにミノキシジルを組み合わせることが出来るのであればデュタステリドを使うことも選択肢に入ってきます。

副作用の症状はフィナステリドと、ほとんど変わりありませんが、デュタステリドの方が発生頻度が高いとされています。 AGA治療薬の違いと選び方

デュタステリド服用によって、勃起不全(ED)、リビドー減退、射精障害など男性機能低下や性欲減退が副作用として報告されています。男性機能低下や性欲減退の副作用は、いずれも発現率は低く危険性は高くないとされています。

AGA治療薬とは?3つの治療薬を比較表で紹介!選び方や違いも解説

薄毛治療は長期で継続することが大切です。用法用量を守らなければ、期待するような効果は実感できないでしょう。
また、ミノキシジルはAGAの治療薬なので、AGA以外の脱毛症では効果を実感できない場合があります。

デュタステリドとミノキシジルの併用はAGA治療に大変有効です。 ミノキシジル錠(ミノタブ)の副作用

先の通り、抜け毛の原因とされる「DHT(ジヒドロテストステロン)」は男性ホルモンが変化して生じます。この薬はフィナステリドと同様に、男性ホルモンが DHTに変化するのを抑える薬です。しかし、デュタステリドはフィナステリドよりもDHTへの変化を抑える効果が高いです。

AGAの進行を食い止める薬「デュタステリド」の副作用と効果を説明

外用と内服という違いは、患者さんの生活スタイルや好みによって選択の基準となることがあるでしょう。さらに、ミノキシジルは男性だけでなく女性の脱毛症にも使用可能ですが、ザガーロは男性のみが対象となっています。