飲み薬には、眠くなりづらい薬剤としてアレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアといったものがあります。 ..
以前、『小青竜湯』は「表寒」(体表が冷えている)の人向けの薬であることや、五味子(ゴミシ)という生薬がゆるんでいる鼻粘膜を絞める作用があることはお話しました。鼻水が止まらないときは、漢方医学的には大きく二つの面から診ていきます。
鼻水ですから、当然「水」をどう処理するかです。鼻水でも「垂れるのか?詰まって苦しいのか?」で方針は異なります。詰まっているときは『小青竜湯』では無効なことはしばしばあります。こういう場合、辛夷(シンイ)[モクレンのつぼみの一種]という生薬が詰まりを改善する代表選手です。(昔はこのつぼみを鼻の穴につっこんだみたいです)
熱感があって苦しいときは、清熱剤が有効なはずで、逆に温める薬では本来の逆のことをしていることになります。『小青竜湯』が効かない中には、このパターンも考えられます。「熱証」の見分け方の方法は以前お話したと思いますが、ご自分で舌を鏡で観て下さい。舌が赤っぽいのが「熱証」、青白っぽいのが「寒証」タイプです。簡便なので参考にして下さいね。
当院では、比較的眠気の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬(アレグラや ..
このような考え方があれば、「アレルギー性鼻炎ときたら小青竜湯」といった短絡的な処方はなくなりますし、本来はそうやって処方すべきなのです。ですから、「鼻が詰まって息苦しく、鼻の周りに熱感がある」ときには、「熱証」向けの薬に辛夷が含まれていると効果的かなという発想になりますから、『辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)』などが適応のお薬となるわけです。
日本気象協会が今年の花粉飛散予測を発表しています。
東京は2月7日が花粉の飛びはじめで、ピークは3月上旬から下旬と予測されています。
関東甲信地方の花粉飛散量は例年の60%程度と少ないものの、前シーズンと比べると1.8倍程度と多い予測になっています。
今年は新型コロナウイルス対策でマスクをしっかりしている方が多いため症状が出にくい反面、鼻水が出ているとコロナ感染を疑われてしまいそうな難しい季節です。
当院では、花粉症に対して飲み薬・目薬・点鼻薬などを用いて治療を行っています。
飲み薬には、眠くなりづらい薬剤としてアレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアといったものがあります。
受験生や車の運転をされる方などには、これらの薬剤が向いています。また、漢方薬の小青竜湯を併用される方もいます。
不眠症がある人には、むしろ眠くなる副作用を持つ抗アレルギー薬を処方することもあります。
鼻詰まりが強い方には、ディレグラなどの鼻詰まりを解消する成分を配合した薬剤や、鼻に噴霧する点鼻薬を併用します。
最近の話題としては、アレサガという皮膚に貼るタイプの薬剤も登場しています。
目薬についても処方しています。ソフトコンタクトレンズをしている人には向かない点眼薬もありますので注意が必要です。
個々の状況や症状の特徴に応じて投薬を行いますので、お困りの方はご相談ください。
回答1:私がよく処方する「虎龍湯」を服用して下さい。10分以内に鼻水も鼻づまりも楽になります。漢方薬は元来、急性感染症に対応するために考案されたものであり、驚くべき即効性を持っています。第2世代の抗ヒスタミン薬でも効果を得るのに30分以上かかりますから、麻黄剤(生薬の麻黄を含む)の即効性は相当なものです。花粉症シーズン前から予防的に服用する必要もありません。症状が出て来てからでも十分、間に合います。
葛根湯は、風邪の初期に効果が期待できる漢方薬で、多くの方が飲んだことのある薬かもしれません。ただし、「甘草」や「麻黄」など副作用に注意が必要な成分が含まれているため、長期間の服用は避けたほうが良いでしょう。また、他の薬と併用する場合も、飲み合わせに注意が必要です。
服用するタイプで花粉症に使われるものはアレロック、ザイザル、タリオン、ディレグラ、アレグラ ..
この季節になるとアレルギー性鼻炎で悩む方も多く、国民病のように云われています。漢方薬では、この分野では『小青竜湯(ショウセイリュウトウ)』(以前に紹介済み)が大変有名で、すでに処方されている方も多いと思います。
アレグラのジェネリック医薬品。くしゃみや鼻水など、花粉やハウスダスト ..
アレルギー性鼻炎では「小青竜湯」が、そして蓄膿症では「葛根湯加川キュウ辛夷」 といった処方がよく用いられます。
これらの処方に共通して配合されている生薬と言えば…
○アレグラFX 56錠 · 医薬品指定2類; 消費税10% 黒 · ○アレグラFX ..
回答4:小青竜湯はもともと「うすい鼻水が出るタイプの感冒(かぜ)」に有用で、ダニやハウスダストに対する通年性アレルギー性鼻炎の臨床治験においても優れた成績を示したお薬です。しかし、私が2007年にスギ花粉症に対する小青竜湯の治療成績を検討したところ、その有効率は45%でした。これは花粉症が風邪(ふうじゃ)と熱邪の両面の性質を持つからです。炎症を生じて、発赤した鼻粘膜や眼球結膜を清熱する方剤が必要となります。麻黄と石膏が配合された五虎湯を併用することで治療成績は有効率87%と飛躍的に向上しました。
五虎湯と小青竜湯の同時併用、これが私の命名した「虎龍湯」の正体です。錠剤での服用も可能です。咳が出るような激しい花粉症状にも対応出来ます。他には越婢加朮湯、五虎湯合川芎茶調散など清熱に配慮した方剤を勧めています。
一方、元来冷え症で、麻黄附子細辛湯など体を温める性質のお薬がよく効く方もいらっしゃいます。
小青竜湯(鼻炎・花粉症等) · 辛夷清肺湯(ちくのう症・慢性鼻炎等) · 花粉・アレルギー ..
回答5:虎龍湯は強力な麻黄剤であり、残念ながらお勧めすることはできません。麻黄剤は胃腸の弱い方や狭心症などの心疾患を有する方と尿閉が起こりやすい方には不向きなのです。胃もたれタイプの方でしたら、六君子湯合麻黄附子細辛湯や苓甘姜味辛夏仁湯がお勧めです。これに眠気の心配の少ないタリオンやアレグラといった第2世代の抗ヒスタミン薬を支障(口渇など)のない限り併用して頂いています。よく口内炎ができるタイプの方は清熱作用のある黄芩・黄連が配合され鼻閉にも効果のある半夏瀉心湯がお勧めです。
久光製薬 【第2類医薬品】アレグラFX (56錠) ☆セルフメディケーション税制対象商品.
今回からはアレルギーや花粉症、つらい鼻漏などに効く漢方薬を取り上げていきたいと思います。ひとつめは小青竜湯です。
アレグラFX 28日分 (56錠)×3個セット アレルギー専用鼻炎薬 アレグラ 鼻水 花粉 ..
小青竜湯は、どちらかというと水のような鼻汁が出る方が主な対象になります。鼻が詰まっていたり、熱のこもったような感じがある方にはあまり小青竜湯は効きません。むしろ清熱剤という、熱を冷ます働きのある漢方薬が用いられます。
アレグラ ジェネリック 花粉症 薬 鼻炎 薬 / 鼻炎 市販薬 花粉症薬 ..
このあたり、症状を詳しく医師に伝え、小青竜湯を使うのか、または次回以降取り上げるような別の漢方薬を使うのか、あるいは西洋薬を使うのか、相談されるのが良いと思います。