陽進堂)は、在庫が無くなり次第取り扱いを終了いたします。東和薬品および本草製薬のバイアグラ後発品は今後も処方可能です。


陽進堂というメーカーを、ご存知の無い方もいらっしゃると思います。
ジェネリックメーカーは、自社の製造プラントを有し、そこで医薬品を作り、市販していると考えている方が殆どだと思いますが、実は、そうではありません。
医薬品は、星の数ほどでは無いですが、非常に多くの種類があり、ジェネリック医薬品も同様です。
その全てに対して、製造プラントを有すことは、実際のところ無理が有ります。
では、どうするのかと申しますと、
・全てを外注し自社ブランドとして市販する
・主成分(原薬といいます)を他社から購入し製造する
などの方法を取ります。
必ずしも、すべて自社で賄っているとは限りません。
陽進堂は、どちらかと言うと、原薬を製造し、ジェネリックメーカーに卸している製薬会社(原薬メーカー)になります。
ジェネリック医薬品として、各社から市販されている薬剤であっても、元を辿れば同じだったなんてことも良く有ります。
OEMと言えば、イメージがつかみ易いでしょうか。


バイアグラ(シルデナフィル)は、勃起不全を改善して勃起の持続時間を伸ばす効果が期待できるED治療薬です。錠剤は25mgと50mgの規格があるため、医師と相談したうえで、自分にあった規格の処方を受けるようにしましょう。
また効果の発現には30分~1時間程度かかり食事の影響を受けやすい医薬品です。バイアグラ(シルデナフィル)を服用しても、効果を感じられない場合は、服用するタイミングを確認してみましょう。
また、ED治療を検討している方は、イースト駅前クリニックへご相談ください。イースト駅前クリニックでは、バイアグラ(シルデナフィル)の服用に関する相談が可能です。患者様一人ひとりに合ったED治療をご提案いたします。EDの症状に悩んでいる方は、お近くのイースト駅前クリニックにお越しください。

現在、東和薬品、陽進堂、あすか製薬、アルフレッサファーマ、大興製薬、本草製薬、キッセイ薬品、江州製薬、富士化学工業、日医工、アンファー製薬の11社から発売されています。(2024年11月現在)
それぞれのジェネリックの特徴や画像、発売日等々は以下のにまとめています。

勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)

今回、陽進堂から市販されるジェネリックバイアグラことシルデナフィル錠50mgVI「YD」ですが、実は、原薬は自社生産で無く、他社から購入しているそうです。
(因みに先行している東和薬品は、自社プラントで製造しているとの事です)
名前は伏せますが、世界有数のジェネリックメーカーが購入元です。
東和薬品の比では無いくらい、世界的な大手ジェネリックメーカーです。
しかも、この製薬会社ですが、本家バイアグラの販売元であるファイザー社と、ジェネリック医薬品の開発、製造、流通、販売について、長期的な業務提携を結んでいます。
業務提携は、効率化を図るのが目的です。
そうなると…
いろいろ書き込みたいところではありますが、大人の事情もあるので、皆さんの想像にお任せします(笑)

テバ製薬は、イスラエルにある世界第一位のジェネリックメーカーです。
世界各国でジェネリックを製造販売しています。
当然ながら、日本にある企業と合弁会社を作ったり、買収したりと、積極的に日本進出を計ろうとしています。
大洋製薬、大正薬品工業、興和あたりと、いろいろと有りましたが(省略?)、今は、テバtevaに統一されていたと思います。
日本のジェネリックメーカーにとっては脅威でしょうね~。
さて、ジェネリックバイアグラに関しても、諸外国でのノウハウがあると思うので、どうなるでしょう?

現在のところ、東和薬品を皮切りに、陽進堂、あすか製薬、本草製薬と、4社からジェネリックバイアグラが市販されております。
当院では、様々な事情を考慮し、現在のところ、陽進堂製シルデナフィルを中心に処方させていただいております。
評判も良く、一度使って頂いた方のほとんどはリピートされております。
先のブログで紹介しましたが、高いクオリティーから、安心して使用する事が出来ます。
あすか製薬と本草製薬製シルデナフィルの取り扱い予定は、今のところございません。
その理由は…秘密と言う訳ではありませんが、扱う必要がないからとしておきます(笑)。

ただ一つ言える事は、この度市販されるシルデナフィル錠50mgVI「YD」は、メーカーが持参した資料では、本家バイアグラと全くと言っていいほど同様の薬剤プロフィールを示していることです。
限りなく、本家ファイザー製バイアグラに近いものと考えられます。
東和薬品製シルデナフィルは、OD錠(口腔内崩壊錠)であり、場合によっては水なしでも服薬できるため利点もございましたが、胃内pH(ペーハー)が高い時に溶出度が低下するため、ファイザー製バイアグラ以上に食事の影響を受けることが欠点でした。
また、制酸薬(胃薬)を服用している方も、溶出率の低下が危惧されました。
しかし、陽進堂製は、そのような事は有りません。
陽進堂製は、OD錠(口腔内崩壊錠)ではなく、通常のタイプとなります。


医療用医薬品 : シルデナフィル (シルデナフィル錠50mgVI「YD」)

ジェネリックバイアグラの第二弾です。
8月4日(月)に市販されます。
「YD」というのは、陽進堂の略です。
東和薬品製シルデナフィルよりも、お求めやすい費用で提案できそうなため、当院での採用を決定しております。
費用については、後日お知らせいたします。

バイアグラ錠25mg バイアグラ錠50mg バイアグラODフィルム25mg バイアグラOD ..


海外同様、日本でもバイアグラは性生活を助ける夢の薬であるという噂が広がり、厚生省で承認される前からバイアグラを手に入れようと個人輸入する人が後を絶ちませんでした。しかし医師ではない一般人では、同時に服用禁止の薬(禁忌薬)の正しい知識が少なく、例えばこの突然死がきっかけで、正しい知識を持たないまま個人輸入をする人がいて危険であると厚生省が判断し、に日本でもバイアグラの製造が認められ、に販売が開始されました。外国で販売されてから厚生省で薬が承認されるまで一般的にかかりますが、バイアグラはアメリカで販売されてからという異例のスピードで承認されています。このことからバイアグラの人気がものすごく、死亡事例が発生しているため、承認まで3年も時間をかけてはいられないと厚生省が判断したことが推察できます。


日本ではにバイアグラの特許が完全に切れ、東和薬品、陽進堂、あすか製薬、アルフレッサファーマ、本草製薬、キッセイ薬品、江州製薬、富士化学工業、日医工など様々な会社でジェネリック薬が開発されています。そのため、されるようになってきており、バイアグラがさらに普及しています。

バイアグラジェネリック(シルデナフィル錠)は、先発薬のバイアグラと同じく「シルデナフィル」を主成分としたジェネリック医薬品です。

当院のジェネリックバイアグラに関するポリシーを挙げますと、
① 品質
② 価格
③ 安定供給
です。
外国製に比較すれば、その品質は安定している国産製ではありますが、やはり十分な検討は必要です。
どこかのジェネリックメーカーの様に、薬剤の中にガラス片が混入したなど、安全性に問題が有ってはなりません。
価格に関しましては、今後、メーカー間の競争が激しくなることにより、もう少し期待できるのかもしれません。