Antibiotics |9|CAM(クラリスロマイシン),AZM(アジスロマイシン) ..
特に、エリスロマイシンとクラリスロマイシンは、このQT延長を起こし、徐脈を引き起こすことがあることが知られています[4]。なお、アジスロマイシンは比較的その作用が弱いとされています。
淋菌感染症に関しては、他の抗菌薬と組み合わせた併用療法の一環としてアジスロマイシンが用いられることがあり、その相乗効果により治療成績の向上が見込めます。
マクロライド系抗生物質、特にエリスロマイシンとクラリスロマイシンは、心臓の動きを電気的な信号で記録する心電図で観察できる、QT間隔という値を延長させることがあります。QT間隔とは、心臓が1回拍動する間の特定の時間を表す値です。
• 経⼝投与:アジスロマイシンが望ましいが、クラリスロマイシンまたはロキシスロマイシンで代⽤可
<Key Points>◎マクロライド系抗菌薬は組織・細胞内への移行性が高く、β-ラクタム系抗菌薬が無効となる細胞内寄生菌の第一選択薬や、ペニシリンアレルギー患者・妊婦への代替薬として使用される。◎黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、またHelicobacter pyloriやマイコプラズマでのマクロライド系抗菌薬に耐性化に注意を払う必要がある。また、クラリスロマイシン単剤治療は抗酸菌症の耐性化の誘因となるため安易な使用は避ける。◎非定型病原体(レジオネラ、マイコプラズマ、クラミジアなど)の代替薬としては、テトラサイクリン系やニューキノロン系抗菌薬の使用を考慮する。◎クラリスロマイシンは肺MAC症のキードラッグであり、使用不可時に推奨できるレジメンは確立していない。経験的にリファンピシン、エタンブトールにアミノグリコシド系、ニューキノロン系抗菌薬などを併用する。
アジスロマイシンが思うような効果を示さない場合、同じマクロライド系に属する別の抗菌薬に切り替えることを考えます。
クラリスロマイシンやエリスロマイシンなどが代替薬として挙げられ、これらは作用の仕組みは似ているものの、菌への効き目や体内での動きが少し異なります。
『マクロライド』とは、ギリシャ語で「大きな」を意味する『マクロ』と、ラクトン環という化学構造を指す『ライド』がくっついてできています。つまり、マクロライドとは「大きなラクトン環」という意味で、環の大きさやその他の構造の違いから、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンなど、いくつかの種類があるのです。
CAM (クラリスロマイシン) · AZM (アジスロマイシン)
これらの薬は副作用の出方がアジスロマイシンとは違うため、患者さんの状態や他の病気の有無を考えて選びます。
株に対するCEM-101、テリスロマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン及 ..
マクロライド系と呼ばれるグループには、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンが含まれます。
抗生物質(エリスロマイシン、アジスロマイシン及びクラリスロマイシンなど)に対.
これらの薬は特に肺炎球菌やインフルエンザ菌など、アジスロマイシンが狙い撃ちする病原体に対しても強力な殺菌作用を持ちます。
クラリスロマイシンまたはアジスロマイシン)を併用するか,レスピラトリー ..
不整脈の薬、精神病の薬、アレルギーの薬の中には、アジスロマイシンと併用すると重い不整脈(特にトルサード・ド・ポワンという命に関わるもの)を起こす可能性が格段に高まるものがあります。
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こうした併用禁忌や注意すべき相互作用を踏まえ、アジスロマイシンを処方する際には、患者さんが使っている他の薬を細かくチェックし、起こりうる問題を慎重に評価することが極めて重要です。