それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?
フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。
以下のようなときには、体に悪影響を及ぼすことがあるので、フォシーガの服用は避けてください。
標準的な治療を受けている慢性腎臓病の方を対象とした臨床試験では、標準的な治療にフォシーガを追加することで病状の悪化(腎機能の悪化、末期腎不全への進行、心血管死、腎不全による死亡)が相対的に39%低下することが示されました。この試験では、副作用についても大きな問題がないことが確認されています。
そのため、フォシーガを扱っている病院を受診して処方してもらいましょう。
ただし、“initial drop”と呼ばれ、SGLT2阻害薬の内服開始間もない期間は腎臓の機能が一時的に低下することが知られており、それを理由に即座に中止してしまうのはもったいない為、処方医は長期的視野で継続・中止の可否を慎重に決定する必要があります。
フォシーガを飲むと尿が多く出るため、脱水になることがあります。予防のために水分をこまめにとりましょう。のどが渇いていなくても積極的に飲むようにするのがポイントです。
結果として、フォシーガを服用すると血液中へ再吸収される糖が減少するため、血糖値が低下します。
SGLT2阻害薬は前述のGLP-1受容体作動薬と並んで、所謂”やせ薬”と称されます。
〈2型糖尿病〉通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する
SGLT2阻害薬のうち、フォシーガ(ダパグリフロジン)及びジャディアンス(エンパグリフロジン)については、
・この薬は、腎臓のSGLT2※のはたらきを阻害して尿と一緒に糖を排出する
尚、他の糖尿病のお薬と同様、”シックデイ”と呼ばれる食事できない程体調が悪い時は、”ケトアシドーシス”と呼ばれる合併症が起こるリスクが上がる為、休薬が望まれます。
フォシーガ(SGLT2阻害薬)ってどんなお薬? 効果・効能、副作用
つまり、フォシーガの服用中は、規則正しくしっかり食事をとり、過度なアルコール摂取を控えましょう。
どちらがあなたに向いてる?SGLT2阻害薬(フォシーガ)とGLP-1
2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、フォシーガの服用でHbA1cが平均で0.41~0.45低下したという結果が得られています。また、別の臨床試験では、長期間にわたって安定した血糖コントロールが得られたことが報告されています。
また、インスリンによる治療で血糖コントロールが十分にできていない1型糖尿病の方を対象とした試験では、インスリンとフォシーガの併用でHbA1cが平均で0.36~0.40低下したという結果が得られています。
SGLT2阻害薬フォシーガ、日本で慢性心不全の承認取得/AZ・小野
2020年にこの腎臓を保護する効果は糖尿病じゃない腎臓病の患者さんにも効果があるという報告が出て、2021年9月より日本で糖尿病がない腎臓病にも保険適用が通り、医療機関から処方することが可能となりました。
[PDF] 慢性心不全治療薬としての SGLT-2 阻害薬について
フォシーガを飲むと、血糖値が下がりすぎて低血糖症状が現れることがあります。以下のような症状が出たら、糖分の多い食べものや砂糖をすぐに食べてください
SGLT-2 阻害薬のフォシーガ錠が 2020 年に慢性心不全の効能が追加承認され、翌年にジ
実際に糖尿病のない心不全患者さんに導入して低血糖になったことは経験したことがありません。
フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)
フォシーガはSGLT2を阻害するため、尿量が増えて体内の水分量が減ります。
SGLT2阻害薬とは?医師が解説します。 | CLINIC FOR
フォシーガ錠は5mgと10mgがあり、必要性や用途に応じて量を調整していきます。
フォシーガ錠10mg(アストラゼネカ株式会社)の基本情報・副作用
個人輸入という形でネットでフォシーガを購入することができます。ただ、個人輸入はリスクも大きく、偽物の恐れがあったり、副作用が生じたときなどに対応が難しかったりするケースがあります。
フォシーガ錠とは、糖尿病、心不全、腎不全に使用される薬で、尿といっしょに糖を出すことで血糖値を下げる薬 ..
尚、必要以上の糖は排泄しませんので、SGLT2阻害薬単独では低血糖になるリスクは非常に低いとされています。
フォシーガ (アストラゼネカ), フォシーガ錠5mg (先発品), 169.9円/錠
フォシーガを飲む時には、低血糖症状に注意し、脱水予防のために水分もしっかりとりましょう。詳しくは以下の通りです。
フォシーガ錠10mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。
SGLT2阻害薬フォシーガ 発売1カ月で重篤副作用2例 低血糖や体液量減少に注意呼びかけ ..
フォシーガは、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全(慢性心不全の標準的な治療を受けている場合に限る)、慢性腎臓病(末期腎不全または透析施行中の場合を除く)に適応があります。
効能効果ごとの用法用量は、以下のとおりです。
SGLT2阻害薬「フォシーガ」「アプルウェイ/デベルザ」など承認取得
SGLT2阻害薬の副作用として無視できないものに尿路感染症があります。
AZ SGLT2阻害薬フォシーガ 慢性腎臓病治療薬として優先審査品目に指定 ..
このメカニズムにより血糖を調整するだけでなく以下の効果が期待され、糖尿病の薬としてここ数年で注目されているお薬です。